セクハラ被害の申告・慰謝料請求
セクハラは、職場で労働者の意思に反して不快や不安な状態に追いこむ性的言動を起因するものであって、それに対する反応によって仕事をする上で一定の不利益を与えられたり、それを繰り返すことによって就業環境を著しく悪化させることをいいます。
職場とは労働者が業務を遂行する場所であり、幅広くとらえられており、通常就業する場所以外でも取引先オフィス、接待先、出張先、顧客の自宅、仕事で使用する車の中、忘年会、送別会でも職場の範囲に該当します。このように業務を遂行する場所は職場といえます。
性的な言動・発言には、性的関係の強要、身体への接触、わいせつ図画の配布・掲示、性的な冗談、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談などが該当し、容姿、年齢、婚姻歴等による差別、身体に対する質問、結婚時期の執拗な質問、子供は作らないのかなどの執拗な質問、その他性差別発言、お酌の強要なども態様・状況によっては性的な言動・発言と解される場合もあります。
セクハラチェックシートを作成しましたので、ご自身に該当する項目がないか一度チェックしてみてください。
セクハラ被害を追及するための証拠について
私の経験上では、会社の上司などセクハラの加害者は加害意識が欠如しており、セクハラ行為を行っている認識がそもそもなく、自身のセクハラ行為を認めることはほとんどありません。
そのような場合に備えて、セクハラの事実を追及する証拠を収集しておくことも今後において重要となります。
セクハラ被害を追及するための証拠の代表例を以下に記載します。